守ろうとしたのは、自分だった
判断に迷ったとき、私が立ち返る場所
判断に迷う瞬間があります。
コンサルタントである以上、
毎日が判断の連続です。
その中でも、感情が揺れる出来事が起きたとき。
そこでの判断が、一番難しい。
先日、あるクライアントとの契約が終わりました。
正直に言えば、動揺しました。
最初に浮かんだのは、
「なぜ分かってもらえなかったのか」という思いです。
こちらの意図を説明したい。
誤解を解きたい。
自分の正しさを、証明したい。
気づけば、頭の中で
反論を組み立てていました。
でも、そこで一度止まりました。
これは、誰のための行動だろうか。
説明して、納得してもらって、
それで何が変わるのか。
その問いを立てた瞬間、
自分が何をしようとしていたのかが見えました。
私は、自分を守ろうとしていた。
クライアントのためではなく、
傷ついた自分のプライドのために
動こうとしていたのです。
そこに気づいてから、私がやったことは
とてもシンプルでした。
事実を、事実として受け止める。
期待に応えられなかった部分があった。
信用を損ねた場面があった。
それは、こちらの言い分がどうであれ、
起きてしまった事実です。
だから、丁寧に謝りました。
説明はしませんでした。
そして、そこで終わりにしました。
判断に迷ったとき、
私が立ち返る場所はいつも同じです。
「自分のあり方に沿った行動は、どれか」
感情が動いているときほど、
この問いが効きます。
感情は、判断を歪めます。
正当化したくなる。
勝ちたくなる。
でも、あり方は感情の外にあります。
冷静に俯瞰して、
あり方に沿った行動を選ぶ。
これには、慣れが必要です。
最初からできることではありません。
何度も感情に飲まれ、
後で後悔してきました。
その繰り返しの中で、
少しずつできるようになってきた。
「自分のあり方に沿った行動は、どれか」
今の私にとって、それが
判断の軸です。