誰にでも同じ包丁は使わない
コンサルタントの仕事道具
料理人は、素材によって包丁を変えます。
魚を捌く包丁と、
野菜を切る包丁は違います。
同じ包丁で何でも切ろうとすれば、 素材の味は損なわれます。
では、コンサルタントの仕事道具とは何でしょうか?
AI、HP、SNS、スマホ、パソコン、オフィス、知識、キャリア、実績・・・
それらも道具の1つであるとは思います。
ですが、私が敢えてコンサルタントの仕事道具を1つだけ上げるとしたら?
コンサルタントはクライアントによって、
関わり方を変えます。
言葉を選びます。
伝える順番を変えます。
踏み込む深さを変えます。
同じことを伝えるにしても、
その人に合った形があります。
強く言ったほうが動く人がいます。
静かに問いかけたほうが響く人がいます。
急いで伝えるべきときがあります。
熟すまで待つべきときがあります。
これを間違えると、
どんなに正しいことを言っても届きません。
では、どうすれば
その人に合った関わり方が分かるのか。
方法はひとつしかありません。
その人を、深く知ることです。
何を大事にしているのか。
どんな言葉に反応するのか。
何を言われると心を閉じるのか。
過去に何があって、
今、何を抱えているのか。
そこまで知って初めて、
使うべき道具が見えてきます。
これには、時間がかかります。
何度も会って、話を聞いて、
表情を見て、間合いを測る。
効率的ではありません。
でも、この手間を省くと、
関わり方が雑になります。
誰にでも同じ包丁を使うことになる。
料理人が素材を見極めるように、
コンサルタントは人を見極める。
そのために必要なのは、
特別なスキルではありません。
とにかく、よく知ること。
そして、深めること。
「観察力」
今の私にとって、それが
コンサルタントの仕事道具です。